
季刊誌「漢方のめぐみ」2019年春号目次
◆巻頭随筆 生薬資源を“守り、育てる”・・・丸山 征郎
◆漢方医学講座・臨床講座
<テーマ>くしゃみ・鼻水・鼻閉
・くしゃみ・鼻水・鼻閉の漢方治療の実際・・・久米 由美 ※1
・くしゃみ・鼻水・鼻閉:アレルギー性鼻炎の病態と治療 ―気管支喘息との関連を含めて・・・足立 満 ※2
・くしゃみ・鼻水・鼻閉の漢方処方生薬解説・・・伊藤美千穂
◆日本漢方医学研究所基礎講座
『類聚方広義』を読む(4)・・・足立 秀樹
◆漢方の森
反復する口唇の腫脹+表皮剥離が十全大補湯で改善した症例 ・・・久米 由美
月経困難症とアレルギー性鼻炎に折衝飲 ・・・新井 信
◆生薬の世界から
細辛 ・・・伊藤美千穂
◆生薬と生薬学
貝原益軒と大和本草(5)・・・本多 義昭
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● 次号予告・編集後記・・・足立秀樹理事長
2019年 春 今年は、二月末から三月前半の気候が不安定で、寒温が急激に交代し、体調をく ずした方が多く来院されました。一方、花粉症は年中行事になり、患者さんも対応 に慣れてきました。気管支喘息から始まった、ステロイド吸入の普及が、花粉症に 伴う鼻炎・気道炎・喘息という悪化の連鎖を止めてくれているようです。このよう な現代医学治療を基礎にして漢方治療を加えるという環境が整備された感じがしま す。言い換えれば、治療が楽になりました。ところが、寒暖差による体調不良への 対応は、まだ楽ではなく、漢方が第一選択となるフィールドとして残っています。 有効な現代治療はなく、工夫が必要です。
年度会費8,640円(4月より翌年3月まで)一部2,160円
編集委員(アイウエオ順)
足立秀樹(編集長)
新井信(副編集長)/伊藤美千穂/上田ゆき子/門倉久実子/久米由美/塩原仁子/中田佳延/盛岡頼子/森 満/矢久保修嗣(副編集長)
編集顧問:丸山征郎