2012年07月01日

Q1:ドクダミ茶とかハトムギ茶なども漢方薬ですか?

確かにドクダミもハトムギも漢方薬の材料、すなわち生薬で、それぞれ十薬、薏苡仁と呼ばれます。有名なトチユウ(杜仲)やアロエ(蘆会)、センブリ(当薬)も同じです。しかし、生薬一種類を煎じたり、お茶代わりに飲むのは、音から代々言い伝えられた「お婆ちゃんの知恵袋」的な家庭療法で、漢方薬とはいわず民間薬といいます。

漢方薬は、漢方医学書に基づいて何種頬かの生薬を、決められた通りの量で組合せてできています。そしてその使い方は、たとえば「腹痛には○○が効く」といった単純なものではなく、「日ごろから冷え性で、胃がもたれて食欲がなく、下痢しやすい体質の人の腹痛には・・・」というように、用いる条件が細かく決められており、この点が民間薬とは大分違います。しかも漢方薬にはひつひとつに処方の名前がつけられ、しかも「こういう場合には飲んではいけない」という指示まで決められているのです。

とにかく、いろいろな病気に効果が期待できる漢方薬に対し、民間薬は守備範囲が狭く、その効果は漠然としています。なお、便秘薬のセンナは、民間薬として有名で、西洋薬の緩下剤の成分にもなっていますが、漢方薬の材料ではありません。

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posted by 担当者 at 00:00| 漢方Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする