2012年07月01日

漢方医学が有効な病気

◆漢方か西洋医学か
漢方が有効な病気と、西洋医学的治療を優先したほうがよい病気とがあり、見極めが重要です。

◇漢方を優先してもよいのは
・虚弱体質、無力性体質に伴う病気や症状(とくに胃腸症状)
・高齢者疾患(腰痛、坐骨神経痛、膝痛、排尿障害、足腰の衰え、慢性疲労など)
・アレルギー性疾患(花粉症、鼻炎、喘息、湿疹、蕁麻疹など)
・更年期障害(生理不順、ホットフラッシュ、発汗、動悸、焦燥感、気分が沈む、熟睡できないなど)
・自律神経失調症、心身症、ストレスによって悪化する病気
・症状だけで検査異常のない病気、西洋医学で治りにくい病気

◇西洋医学的治療を優先するのは
・西洋医学的治療の効果が安全かつ確実に期待できる病気や症状
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、肺炎、急性腎盂炎、細菌感染症、本態性高血圧、高脂血症など
・緊急処置を要する病気
 急性腹症、急性心筋梗塞、急性心不全、急性呼吸不全、脳血管障害急性期など
・手術で治る見込みのある病気
 良性腫瘍、悪性腫瘍など
・重い感染症
 結核など
・循環器疾患
 狭心症、重篤な不整脈、慢性心不全など
・内分泌代謝疾患
 甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、高脂血症、高尿酸血症、糖尿病など
・精神障害
 分裂病など

◇小柴胡湯の禁忌
ごく一部の漢方薬には使ってはいけない場合(禁忌)があります。小柴胡湯は、インターフェロン製剤の使用中、肝硬変、肝癌、慢性肝炎で肝硬変が疑われるときには禁忌です。間質性肺炎が起こり、重篤な状態になる可能性があるからです。

◇多量の甘草を含む漢方薬の禁忌
芍薬甘草湯など甘草を多く含む漢方薬は、アルドステロン症、ミオパシー、低カリウム血症のある患者さんには禁忌です。

◇紫雲膏の禁忌
紫雲膏という漢方薬は、重度熱傷、化膿性創傷で高熱時などに禁忌です。

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