2012年07月01日

Q5:漢方薬の効果はいつぐらいから現れるものなのですか?

患者さんの病気の長さによりさまざまで、一概には言えません。

たとえば「十年前からのアトピー」の治療と、「二週間前からの咳」の治療では、使うクスリも違いますし、効果が現れる時間にも大きな差があります。風邪などの急性の病気では漢方薬を飲んですぐにその効果を実感できますが、長いあいだ患っている病気には、それだけ時間がかかります。
先のアトピーの例では、少なくとも一カ月は服用し、肝心の皮膚の方に変化がなくても、たとえば冷えが少なくなった、便秘が楽になったなど、皮膚以外の面で体調が良くなる方向であれば、さらに続けてみる価値があるでしょう。そして数カ月後に、やっと効果が現れるということもあるのです。

漢方薬は、西洋薬とは素材も作用も異なります。効果が現れるまで根気よく続ける必要があります。

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ラベル:漢方薬 効果
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Q6:漢方治療を続けた結果、症状がなくなった場合、漢方薬を中止してもよいものでしょうか?

たとえば風邪や急性気管支炎など、一時的な病気の場合には、症状よくなったということは病気が治ったと判断されますので、その時点で中止してもよいでしょう。

しかし、たとえば喘息やアトピー性皮膚炎、ニキビや生理不順・生理痛、常習性便秘や常習性の下痢など、慢性の病気で、体質も関係しているような場合には、症状がなくなったからといって漢方薬を急に中止すると、当面はよくても、しばらくすると症状が再燃してくることがあります。

よほど具合がよくなった場合は、一日三回の常用量を二回に減らしてみる,それでも問題がない場合には一日一回のみにしてみるなどと、服用量を少なくしてでも維持する方がよいこともありますので、自己診断をせず、医師や薬剤師に相談するとよいでしょう。

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Q7:漢方薬には副作用がないと思っていたのですが、クスリの説明書にはいろいろ副作用のことが書いてあります。漢方薬にも副作用があるのですか?

漢方薬が、生薬という天然の素材だけで成り立っているからといって副作用がない訳ではありません。
コーヒーですら、胃を荒らすことがありますし、ソバやコメにアレルギーの人もいます。

人の生理機能に作用する天然化学成分を種々含む生薬に、思わぬ副作用があっても不思議ではありません。ただし、西洋薬と比べれば、頻度は少ないですし、程度も軽いことは間違いありません。

副作用症状としては、食欲不振や蕁麻疹、動悸、不眠、血圧上昇、浮腫(むくみ)などです。なお、慢性肝炎でインターフェロンを使用中に小柴胡湯を併用すると間質性肺炎が起こる確率が高まりますので、使用は禁じられています。

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Q8:同じ医師から複数の漢方薬を処方されたり、別の医師から別の漢方薬を追加されたり、ということがあると思いますが、いったい何種頬まで同時に飲んでもよいのですか?

一概には言えません。
症状により、確かに複数の処方を服用していただく方がよいことがあります。

漢方薬は、何種頬かの生薬が組み合わさって一つの処方になりますので、煎じ薬ですと、中身の生薬の量を増やしたり減らしたり、新たな生薬を加えたりして「匙加減」し、簡単に複数の処方を調剤することが出来ますが、エキス剤の場合には、複数の漢方薬で代用させます。
その結果、ある種の生薬を必要以上に摂取するということにもなり、クスリによっては問題が出てくることがあります。
特に一人の患者さんが別々の医師からそれぞれ漢方薬を処方された場合、そういう危険性があります。漢方薬に明るい医師や薬剤師の指導のもとに服用するのがよいでしょう。

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Q9:二ケ所の医院から、それぞれ西洋薬と漢方薬をもらって飲んでいますが、漢方薬だけにすることはできませんか?

病気の治療には、西洋薬が適しているもの、漢方が得意としているものが、それぞれあります。

西洋医学では、検査データに基づいて治療することが得意ですから、高血圧症や高脂血症など、異常な数値をしっかりと正常にすべき場合には、西洋薬が優先されましょう。

これに対して漢方薬は、自覚症状を改善させることが得意です。西洋薬でデータが正常化しても、いろいろな症状がとれないことも多いのですが、そういう場合に漢方薬を併用することにより、QOL(生活の質)が高まります。

このように、西洋薬と漢方薬には、その目指す方向が違うことがありますから、両方の優れた面を同時に活用することはよくあるのです。漢方薬だけで、ということにこだわることはないと思います。

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