2012年07月01日

Q10:漢方では、同じ薬が違う病気にも使われると聞いたのですが、本当ですか?

私たちは、肺炎にも膀胱炎にも同じ西洋薬が処方されても何ら疑問を感じないはずです。
どちらも細菌感染による病気で、その細菌を殺す抗生物質なら肺炎にも膀胱炎にも効くと分かっているからです。

一方、細菌という存在すら知らなかった時代に生まれた漢方医学では、患者さんの体質や体型、身体に現れた諸症状などから全人的・総合的に判断して、処方を選択し、それが有効であることを経験的に知っています。

ですから、体質や体型、諸症状が同じようならば、たとえば気管支炎でも肝炎でも胃潰瘍でも同じ漢方薬を用いることはよくあるのです。これを「異病同治」といいます。

逆に、西洋医学からみて同じ病気でも、体質や体型、諸症状が異なれば、用いる漢方薬も違ってきます。これを「同病異治」といいます。

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Q11:がんに効く漢方薬があるなら教えて下さい。

残念ながら、西洋薬の抗がん剤のように、がんに直接作用する漢方薬はありません。
しかし、がんを患っている方の体調不良について、漢方医学的に診察し、そのときの体調に合わせた漢方薬を飲んでいただくと、食欲や気力が出てきたり、疲れや不安感が少なくなったり、どことなく体調が上向くことが少なくありません。

また、抗がん剤による化学療法や放射線治療を受けた場合に、もろもろの副作用が生じることがありますが、そのときの症状に合わせた漢方薬を併用することにより、副作用が緩和され、治療の継続が可能になることもあります。

このように漢方薬には、がん患者さんのQOL (生活の質)を高める作用がありますし、体調がよくなれば免疫機能(抵抗力)がアップしますから、がんに対してもよい効果を発揮すると期待されているのです。

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